出張専門鍼灸マッサージ院あまんゆリラックス | 日記 | 頭痛，偏頭痛を鍼灸で治す！

頭痛には幾つかの種類があります。スポーツや事故などでの外傷性のものや、脳卒中･
腫瘍･髄膜炎･くも膜下出血などに伴う痛みは、早急に医療機関に掛かる必要があります。
頭部の怪我により少し遅れて痛みが発生したケースでは硬膜外血腫の疑いがありますので、
注意が必要です。
くも膜下出血ではその前兆としての頭痛は起こる事が多々あります。年齢や血圧などで
リスクが高い人は、それを疑ってみる必要もあります。
これらとは別に一般的で慢性的な頭痛は、大きく分けて三つほどあります。

１.筋緊張型頭痛:
これは主に肩や首が凝って誘発される頭痛です。最も一般的で、頭の後ろや斜め後ろ
から始まっている肩･頸の筋肉が緊張して起こります。その部分が継続的に引っ張られて
いるので痛みが出るのです。実際は頭の表面的な痛みなのですが、慢性的に上半身が緊張
している人はそれが頭の中まで達する漠然とした不快感になってしまいます。
頭痛全体の約半数がこのタイプで、原因としては単純に疲労･ストレス･前屈みの姿勢の
維持など。
たかが肩こりと思っていますと、時に厄介なことになります。頭痛まで従うような身体の
緊張はかなり症状としては進んでいます。放って置くと次第に精神的な抑うつなどの
随伴症状も現れる心配もあり、早めの対策が望まれます。
この手のタイプの頭痛には針灸治療が最適です。針灸が最も得意とするところのひとつは、
筋肉の緊張を解くことにあります。
筋肉のいわゆる「コリ」は、体表面ではなく体表から数センチ下にコリの核、もしくは
芯にあるので、身体の中に入って行ける針は治療に最も適しています。

２.偏頭痛:
頭痛全体の約３割が偏頭痛だと言われていますが、発症するのは若い女性が殆どで、
それを考えればかなりの発症率とも考えられます。
これは子供の頃に発症して中年期頃には自然となくなってしまいます。それ以降発生する
ものは大概緊張型の頭痛が片則的に出ているものです。
このタイプの頭痛ははっきりした特長があり、頭痛が発生する前に幾つかの症状が出ます。
最初視野に黒く小さな欠ける部分が出現し、次第にそれが大きくなって行きその内周辺が
ジグザクど輝き出します。
この症状が出たら直ちに偏頭痛薬を飲まなければなりません。その後必ず痛みが訪れますし、
その時になってから飲んでも薬の効き目は期待出来ないのです。
そうした兆候が現れたら部屋を暗く涼しくして横になることです。音楽もバツです。なるべ
く刺激を避けること。嘔吐する事もあるので吐き出せる物を用意するといいでしょう。
午前中に出る事が多いようです。また月経時にも出やすいようなので注意が必要です。
原因ははっきりしていません。研究では小脳のある動脈の痙攣などとも言われています。
ただ避けるべき生活習慣は判っています。チョコレート･チーズ･アルコールなどの食品は
誘発因子となります。何故だかは不明なのですが、疑いなき因果関係が判っています。
逆に薦められるのがコーヒーなどのカフェインを含んだものです。
まぶしいものやチカチカ点滅をするものは見ないに限ります。前駆症状を誘発します。
夏場のビーチの海など要注意です。
この頭痛は必ず一方に出て、その側はひどくむくみが見られます。このタイプのものも
針治療の対象ですが、先ずは薬をタイミングよく服用することが肝心です。
ある程度症状が落ち着いたら頭痛側に低刺激の低周波刺鍼をして体質改善を図ると、
偏頭痛発作の置きにくい体に変っていくことが出来るでしょう。
またこの頭痛のある方は大概上半身主体に酷く緊張していて肩･頸･背中･腰が
凝っています。
そうした所の緊張を解く事で、次の発作が置きにくい身体になることが出来るのです。

３.群発性頭痛:
このタイプは少数なのですが、一旦発作が起こると非常に辛いようです。
２のケースとは反対に発症は男性が殆どで、片側的に目の奥に激しい痛みが文字通り
群発的に起こります。
これも原因が判ってはおらず、突然発症して突然完治してしまいます。その期間数ヶ月から
数年と個人によって大分幅があります。
この頭痛もアルコールが誘発因子となり、一度この激痛を味わった人はどんな酒好きでも
完治するまでアルコールを一切飲みたくなくなる程の辛さのようです。
対処はやはり薬が中心で、２で使うクスリと同じものが処方されることが多いようです。
針灸治療は対症療法になりますが、受けることによりやはり体質強化を期待できるでしょう。

出張専門鍼灸マッサージ院あまんゆリラックス
TEL.090-4063-7815